誰もが運命の人と結ばれる鍵を持っている!猫仙人とバリキャリ明美のスピリチュアルレッスンシリーズのレッスン14
明美が自分の幸せを取り戻していく過程を通して、自愛とはどんなことなのかを身近に感じていただけたらなと思っています。誰もが運命の人と結ばれる鍵を持っている!猫仙人とバリキャリ明美のスピリチュアルレッスンシリーズの幕開けです♪今[…]
「え?意味がわからない・・・」明美はそうつぶやきました。
「友達が悲しんでいたり苦しんでいたら、力になりたいと思うでしょ?」
「どうして自分にはそう思わないの??」
とルナが言います。
「そんなこと考えたことなかったけど、、、言われてみたらそうかもしれない、、、」
と言った後、「でも、、、自分にそんなことをしてもいいのかしら?」
とちょっととまどいながら言いました。
「それは自分で考えたほうがいいんじゃない?」とルナは言うと、
「もう疲れちゃったから先に寝るわ」
とテーブルからひょぃっと降りるとソファーにいって丸くなりました。
「えっ!聞きたいこといっぱいあるのにぃぃぃ」と明美がいうと
「自分のことは自分にしか答えが出せないのよ~~それは明美にだってわかるわよね」
ルナは顔を少し上げて言うと、自分のお腹に顔をうずめて眠りはじめました。
明美の心はなんだかモヤモヤしています。
(自分が自分の力になってあげる、、、)
答えが出ないようなことをルナに言われ、
でも何か心に響くものがあった明美はそれについて考え始めました。
湯船の中で体育座りをしながら、まだそれについて考えています。
(どうすればいいんだろう?)
(自分が自分の力になってあげるってどうすればいいんだろう??)
「あーわかんなくちゃったった!!!!」
「うー眠れなくなるよ~~~~」と言いながらも、
お風呂上りにビールを飲んでボーとしていたら、強烈な睡魔に襲われて、ベットに倒れこんだ明美でした。
ポンポン
おでこに違和感を感じて目を覚ますと、
グレーのネコがおでこをポンポンと叩いて明美を見下ろしています。
「え?!何??」と明美が言うと、「遅刻するわよ?」とルナが一言。
は!と飛び起きて時計を見ると、8時を丁度まわったところでした。
「うっわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ完全遅刻じゃない!!」
「嘘でしょ?昨日は早退で今日は遅刻するわけ?私?!」
ちょっと泣きそうになりながらも、急いで支度をしています。
「ルナ!もっと早く起こしてくれてもいいでしょ?」といいながらも、
ルナに当たっているだけだということは分かっています。
「今日もおいしいものお願いしま~~~す」とルナ。
「あんまり遅くなるとお腹空くから、早く帰ってきてね~~~」
というルナの能天気な言い方に少しムッとしながらも、準備でそれどころではありません。
8分で準備完了。
家を出ていきました。
小走りで走りながら駅からタクシーを捕まえようかどうしようかと思っていた明美でしたが、
駅に着くと運よく電車がやってきて飛び乗ります。
「ラッキーだけど、、、、う~ん、ギリギリかなぁ、、、、」
明美はそうつぶやくと、時計をチラチラ何度もみています。
駅に着くとまた小走りに走りはじめました。
「暑~~~い」
まだまだ暑い8月下旬です。
背中に汗をかいているのを感じます。
額から頬に向かって汗が流れていきます。
8:54分、会社に着いた明美はバックからハンカチをだしながらエレベーターにむかいました。
4階にある自分のオフィスの前のトイレに入り、鏡で少し身なりを整えた後、オフィスに入りました。
明美の部下が一斉に明美の方をみます。
「課長、心配しました。大丈夫ですか??」
と中村が駆け寄ってきました。
遠巻きに自分を見ている他の部下たちも心配してくれているのがわかります。
明美は心配してくれることが逆になんだかとてもとても居心地が悪い感じがしました。
「うん、ありがとうね、大丈夫」と言うと、そそくさとデスクに座り、パソコンのスイッチを押したのでした。
誰もが運命の人と結ばれる鍵を持っている!猫仙人とバリキャリ明美のスピリチュアルレッスン15へ続く。
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