誰もが運命の人と結ばれる鍵を持っている!猫仙人とバリキャリ明美のスピリチュアルレッスンシリーズのレッスン4
明美が自分の幸せを取り戻していく過程を通して、自愛とはどんなことなのかを身近に感じていただけたらなと思っています。誰もが運命の人と結ばれる鍵を持っている!猫仙人とバリキャリ明美のスピリチュアルレッスンシリーズの幕開けです♪今[…]
「ねぇ?人間になっても尻尾は隠せないの??」
放心した状態でありながら、冷静な物言いで明美は質問をしました。
「あら嫌だわ♪♪♪興奮しすぎて尻尾が出てきちゃっていた!!」
ルナはそう言うと、尻尾がピロロロロ~~~ンとなくなりました。
「それにそんなもの食べても大丈夫なの??あなた猫でしょ?それ人間の食べ物よ。」
ルナは明美のほうに振り返ると、
「あら?!明美は心配してくれているんだ??」
とニヤリと指をなめながら妖艶な目つきをしていいました。
「はぁ???いい加減にしてよね!!」
「それに何で私の名前知っているのよ!!」
「もう出ていって!もう出ていって!!もう出ていって!!!」
と叫ぶ明美。
「あんまり大きな声を出すと、また近所の人から通報されるわよ?」
「今度警察がきたら、明美、まずいんじゃない??」
「それにさぁ、もうこんな時間よ?寝なくて大丈夫なの??」
ルナにそう言われ、時計をみるとなんと3時半!!
「あーーーーー、お風呂にも入ってないよぉ、、、。」
明美が半べそでそういうと、ルナがどこからか、ビ○レのふくだけコットンを持ってきて、
「これで化粧落としたら寝なさいよ」
と言いました。
7時2分前、目覚ましがなる直前で「はっ!」と起きると、リビングのソファーにグレーの猫が寝ています。
「夢、、、じゃなったんだ、、、」
「ちょっとルナ!出ていってって言ったでしょ?なんなのよあんた!!」
傍からみるとギャーギャーと一人で叫んで、
いいえ、猫相手に叫んでいる、完全にいっちゃっている人にしか見えていないかもしれません。
ルナはうるさいなという感じで薄目を少し開けたかと思うと、すぐに目を閉じ、明美に背中を向けた体勢に変えました。
尻尾が
『うるさいよ~~~、はよ仕事行きや~~~~。』
と言っているようにパタパタしています。
「ぅんっ!もうぉ!!大事な会議があるのに!!」
「あーーー!!昨日お風呂入ってないから、髪型が決まらない!!!」
「うわぁ、アラフォーにはふくだけコットンはやっぱり厳しい~~~化粧がのらないっ!!」
イライラしながらベージュ色のパンツスーツに着替えます。
一刻も早くここから出たい!!そう思いながら、朝食は駅のド○ールにしようと独り言をブツブツと言っています。
脱ぎ捨てたパジャマを寝ているルナにぶつけて玄関に向かうとすると
「帰ってくるとき私の分のご飯、ちゃんと買ってきてね~~」
ルナはリビングのほうから明美にいうと、また眠りはじめました。
「知らない!!知らない!!」
とブツブツ言いながら、ルナの言葉を無視して玄関をバタン!と閉め、
エレベーターのほうに歩きだそうとすると、靴を間違えたことに気づきます。
明美は慌てて戻り、濃い紺色のパンプスに履き替えました。
(はぁ、、、なんなの??あれは一体なんなの??)
珈琲とトーストセットを食べながら、明美はずっと考えています。
考えても考えても答えは出ず、頭の中がグルグルとまわり、なんだか目まいがしてきました。
(あーーーいけないいけない、それよりも今日の会議の資料を見とかなくちゃ!!)
電車は少し混んでおり、座れなかったので、吊革につながりながら、資料に目をやるも集中力が続きません。
(身体がだるいわ、、、座りたい、、、)
そう思いながら、なんとか最後まで読み終えたものの、理解に不安が残ります。
そしていつものように始業20分前に自分のデスクに座りました。
誰もが運命の人と結ばれる鍵を持っている!~猫仙人とバリキャリ明美のスピリチュアルレッスン その5へ続く。
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